「アイロン持ってきて!」
どうも、蘭ぷです。
大学生のときに、私はこれでも、バンドをしていました。
学校のサークルや部活、とは別に、外でバンドを組んでいました。
あるとき、対バンで仲良くなった人たちと、合宿に行こうとなって、2泊3日で長野に行きました。
その時のメンバーは、
「正直者バンド」
Vo→林(女)
Gt→A木(男)
Ba→S木(女)
Dr→Y西(男)
Key→俺(男)
でした。
バンド合宿というのもあって、普通の旅行とは違い中々な大荷物。
移動手段も、A木が所持していた車と、対バンのお兄さんの車の計2台。
極力、荷物や機材は最低限にして、楽しめればいいよね!という話になりました。
そこで、Voの林がこんなことをいいました。
「あー・・・でもアイロンは持っていかないとなぁ…大きいのしかないからどうしよう…」
いつも、髪の毛をバシッと決めている林。
色が茶色だったら、間違いなくチョココロネってあだ名をつけているような髪形の林さん。
※画像はイメージです。
きっと、髪型を巻きたいのでしょう。
それを聞いた、密かに林に恋心を抱いていたA木が、
A木「あ、それなら俺、アイロン持っていくよ!小さいのあるし!!」
林「え!?本当?めっちゃ助かる~!!ありがと~~!!!」
どうやら、A木君がアイロンを持ってくるらしいです。あ、ちなみに私はアイロンかけられるほどの髪の毛は長くないので、ふーんって聞いてました。
~合宿当日~
1日目の練習を終え、BBQをし、風呂に入り、眠りました。
そして、事件が起こったのは、2日目の朝。
林「A木~アイロン貸してくんない?」
A木「いいよー!!はい!!!」
林「ありがt・・・・ん!?!?」
A木「どうしたの?アイロンでしょ?」
A木から林に渡そうとしたのは、確かに「アイロン」でした。
アイロンだったのです。
俺・S木・Y西「ん、2人共どうしたn・・・ぶっわっははっはっはああ!!」
爆笑。ただただ爆笑。
あきれて物も言えないといった表情の林。
何が起こっているのか全く分かっていないA木。
その右手には、小型のスチームアイロン。そして、左手には、小型のアイロン台。
見た目イケイケ、根がピュアなA木。
その手には、アイロン。
林「そっちのじゃない!!!髪!!!!」
そんな二人が結婚したと数年後に聞いたときは、驚きました。