蘭ぷのにっき

キツネと音楽が好きな人のブログです。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

霊感なんてあまり信じてなかった話9

それからは。 照明の電源をパッと落とすと、 "私"は、ばたんと床に寝そべるように倒れた。 桑原さん「…………………………本当は、居なくなりたいわけじゃなくって。ただ、素直になれなかっただけなんだよね。今も。」 ううう……。うぅ……。 呻き声が何処かから聞こえて…

霊感なんてあまり信じてなかった話8

「泣きながら、二人で話をしました。好意の気持ちは嘘ではないけれど、それは過去に戻れない妥協の上にこの恋愛をしている、と分かった時には2人とも泣いていました。」 ・・・・・・・・・・・・ 栞さん「そっか。私も人のこと言えないけどさ……本当、私達っ…

霊感なんてあまり信じてなかった話7

・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・ 「・・・・栞さんは付き合うよりも前に同棲…というかルームメイトになったんです。バイト先が同じだったので、初めのうちは一時避難場所くらいだったんですけど、いつからか本当に家との折り合いが最悪になっ…

霊感なんてあまり信じてなかった話6

簡単な自己紹介とMさんと会ったきっかけを話し終えると、桑原さんは少し声のトーンを落として話し始めた。 桑原さん 「さて、早速だけど。蘭君にひっついてる霊だけど。危ないのは多分1人かな。そんで、この人は【死んだ人の霊じゃない】よ。」 俺「……?えっ…

霊感なんてあまり信じてなかった話5

桑原さんと軽い挨拶を交わすと、家の中に通された。 桑原さん 「まぁ、、こんな所にある家だし緊張すると思うけど、平気平気。あ、でもいきなりお祓いってわけにもいかないからさ、とりあえずお風呂に入ってもらえる?」 俺「風呂ですか…?汗とかかいてない…

霊感なんてあまり信じてなかった話4

M「え、それって告白って事ですか?!バイト先で??キッッッツ」 俺「いや、そんなテンションじゃなくて。当時、大学の近くにアパート借りてたんですけど。部活の先輩とかも、近くの居酒屋でバイトしててバイト前後によく出入りしてたんですよ。で、一緒に…

霊感なんてあまり信じてなかった話3

呼び出された駅に行くと、濃い緑色の軽自動車がバスロータリーから少し離れた場所に止まっていた。なんとなくだが、「Mさんっぽい色の車だな」と思ったことを覚えている。 M「じゃあ早速いきましょうか。大体2時間くらいかかります。」 分かりました。 車内…

霊感なんてあまり信じてなかった話2

Mさんからの申し出で急に一緒に「桑原さん」の所に行くことになってしまった。 話をまとめると、私には霊がついていて、それが前よりも増えていて... 師匠?先生?みたいな人が山梨県の奥地?にいるから、、、除霊?をすることになって......。 頭の中でごち…

霊感なんてあまり信じてなかった話

ここからの閲覧は自己責任でお願いします。 また、私には文才というものが欠落しているので、誤字脱字は当たり前かと思われます。 ーーーーーーーーーーーーー 約2か月前。 職場関係(仕事の中身は今回は関係しないので省きます)で交流する機会が増えたMさんという女性…