初めての佐藤(仮)後半
前回までのあらすじ
地味で冴えない俺に、イケイケギャルの佐藤が離任式の時にラブレターをくれたんだYO!
俺(初めて、、、初めてラブレターもらったぁぁあああああ!?!!?!?)
こんな感じで、興奮しながら帰宅しました。
家に帰って、家族がいないことを確認。
早速手紙をあける俺。
内容は↓みたいな感じでした。
「俺君、2年間同じクラスでありがとね!
俺君と同じクラスでとっても幸せで楽しかった!!
配り係で、たくさん話して、俺君が楽しい人なんだなって分かったの…。
大好き!!!
中学校でもよろしくね!」
大好き!?!?
ほ!?!?!?
告白されたあああああああああああああ!!!
と歓喜する俺。しかし、もう一方で
(佐藤と一緒にいるとすっげー楽しいけど、、俺が好きなのは藤川だしなぁ……でも佐藤もすごいいい人だし、嫌いじゃないし、どっちかと言えば好きだしなぁ…)
なんてことも考えてました。気分はまさに両手に花!ハーレム!!
返事をOKするか、丁重にお断りするかを考えながらさらに思考は加速した俺。
(返事って直接したほうがいいのか…!?俺も手紙を書いたほうがいいのか…!?)と迷い始めました。さすがもてない男子代表である。
結局、3日ぐらい悩み、悩んでも返事の内容も手段も決められなかった俺は、同級生であり、親友だった"橋口"に相談をすることにした。
橋口を遊びに誘い、早速相談をする俺。
俺「俺さぁ、離任式の時に佐藤に告白されたんだよね…どうしよう。」
橋口「え!?マジ!?」
俺「こんな手紙もらっちゃってさ・・・」
橋口「・・・・・・これ、男子全員に配ってたよ(笑)」
俺「え・・・」
橋口「蘭ぷだけ、帰り道が逆方向だったじゃん?だから、先に渡してただけで、蘭ぷが帰ったあとに全員に「中学校でもよろしくね!」って渡してたよ。」
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
めっちゃ恥ずかしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
一ヶ月くらいは、橋口にそのネタで中学生でもいじられていました。
ちなみに、中学生になってから、佐藤は同級生の田中君と付き合ってました。
初めて、ラブレターをもらった気にさせた佐藤さん。
今もお元気ですか。18?19くらいのときに、池袋のキャバクラで働いていると、噂されたことがありましたが、元気でいてくれることを願っています。
そんな佐藤(仮)との話でした。