霊感なんてあまり信じてなかった話2
Mさんからの申し出で急に一緒に「桑原さん」の所に行くことになってしまった。
話をまとめると、私には霊がついていて、それが前よりも増えていて...
師匠?先生?みたいな人が山梨県の奥地?にいるから、、、除霊?をすることになって......。
頭の中でごちゃごちゃと整理をしていたけど、ひとつヤバい事を思い出してしまった。
私「明後日て……〇曜日で合ってますか?」
M「そうです。すいません、本当は明日にでも行きたいんですけど、明日は私がどうしても外せない子の指導があるので……」
私「すいません、明後日は、、私が市内発表(ちょっとフェイクあり)をしなきゃいけないので、休めないです...。最速で終了17時です...。」
M「!!!」
間の悪い奴だと思われたに違いない。でも仕方ないじゃないか、そもそも自分に霊が憑いているなんて思いながら仕事のスケジュールは立ててないんだから。
M「ちょっと桑原さんに連絡してみますが、早い方が良いのは間違いないと思うので絶対に明後日の次の△曜日は休みをとってください!明後日の夜に山梨向かいましょう。」
と初めて会った時の印象とは真逆の、むしろ饒舌で口うるさいマシンガントークかというくらいにまくしたてられた。
俺「山梨行って、除霊するってことですよね。」
M「除霊って物騒なものまでかどうか分かりませんが、一回ちゃんと見てもらった方がいいのは確かだと思います。詳しい事が分かったらちゃんと連絡しますから、明後日の〇曜日の18時くらいに■■駅待ち合わせで。」
俺「えっと…」
M「あと、これ。」
そう言って、渡されたのは濃い紫いろの数珠?みたいなもの。
一般的な数珠って手首にぐるぐるできるようになっているものだと思ってたから、ただの紐状?みたいなのに少し驚いてしまった。
M「明後日まで、今日を含めた2日間はひとりでいることになると思うので一応これを渡します。大丈夫だとは思いますけど。」
何の変哲もないただの数珠をもらい、その日は家に帰ることにした。
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数珠のおかげかは知らないが、山梨に向かうまでは特に何もなく過ごすことができていた(気がする)。未だに自分が憑かれているという実感は湧かないし、胸が苦しいとかそういうのはないんだよな……と思っていたけど。
昔からやたら眩暈がするのはもしや...?とも思い始めていた。
でもまだ、そんなのはフラシーボ効果?だとも思っていた。
だらだらと書いてしまいました。
3になったらようやく山梨にたどり着けます。