霊感なんてあまり信じてなかった話4
M「え、それって告白って事ですか?!バイト先で??キッッッツ」
俺「いや、そんなテンションじゃなくて。当時、大学の近くにアパート借りてたんですけど。部活の先輩とかも、近くの居酒屋でバイトしててバイト前後によく出入りしてたんですよ。で、一緒にゲームやる時もあれば、鍵も渡してたんで普通に第二の部屋みたいに扱われてたんです。」
M「倫理観というか常識は......」
俺「大学ってそんなもんかって思ってました。今ではありえないですよね、合い鍵を部活の先輩の寝床として提供するって。」
M「でも、結局栞さんとは付き合ったんですよね?」
俺「結局、その時は『いや、ねえよwww』みたいな感じで何もなかったんですけど。なんやかんやあって、家に逃げる形で急遽同居みたいな感じになっちゃんです。」
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省略
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山梨の某駅付近についた頃になると、私もMさんもほとんど口数を開かなくなっていた。喋り疲れた以上に、シンプルに寒いからだ。
M「さて、もう少しですよ。降りてください。」
俺「もうすぐですか?」
M「こっから1時間歩きます。」
!?!?
M「山道にかかっちゃうんで、車がちゃんと置けるのここしかないんですよ。」
駅から降り、ほぼ真っ暗な山道(にかかる道)を歩く事になった二人。状況が違ったら、私はきっと殺されるんだろうなと思いながらいよいよ恐怖感が出てきた。
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文才がないので、省略
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山道から途中、獣道?もはや道ではない道を歩いてしばらくした所には、古民家があった。見た時には「あぁ、絶対ここだわ。」ともう、なんか全てがどうでも良くなっていた。寒い。
M「ここは、桑原さんの生活してる家です。気難しい方じゃないからその辺は安心してください。...って気にしてるのはそこじゃないですよね。」
ちょっと此処で待っててください。
そういって門の前で待たされ、
Mさんは古民家にすっと入っていった。
5分くらいだろうか。
眼鏡をかけた陽気な声で「待ってたよー!!寒かったでしょー!」とおじさんが出てきた。自分より10以上は上な事は確実だったが、正直、ここ数年で人の年齢が分からない事が多いので、あまり自信はもてない。
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仕事の合間にちょこちょこ書いているけど、しんどくなってきた。本題に入るまでに長すぎました。